今日も一日が終わり。
「どこに行くの?」
非常口のマークを見ながら「あそこから出られるだら。」
「あそこは非常口だから火事とか地震の時しか開かないですよ。」
「そうか。じゃぁどこから出られる?」
「今は外に出られないですよ。」
「母さんが家で待ってるから帰らなきゃ。」
(あなたは何歳ですかもう90歳を過ぎてるでしょ。その方のお母さんってご健在?)
「そうなんだ。でも今日はここに泊まって明日にしましょう。」
就寝の時間が近くなると
「あんたズボンが無くなったけど見てみてよ。」
「明日クリーニングから帰って来ますよ。」
「そうか。」(一応納得して居室に戻ってくれる)
等々、毎日同じ会話で納得して下さる時あり、
(ほとんどが昨日のことは忘れられているので同じ会話でセーフ。)
そんな中、40年教師をされていた方(軽度の認知症)が学歴を尊重されて、仕事が出来て無くても(他のスタッフより)「あの方は○○をでていられる。」と口にするので
今日は「私も○○出てますけど勉強はしないで親に遊ばせて頂きました。」と。
学歴ではなく今は仕事が出来てるか出来て無いかの問題でしょうと突っ込みたかったが
もう一度「勉強はしないで遊ばせて頂きました。」と繰り返しいわせていただきました。
スッキリ。