skrbmdl’s blog

日常生活で感じた事を綴ります。

日々。(介護の現場)

介護の基本

住み慣れた場所でその人らしい日々を送る。

 

こんなの無理。だって認知症の方を介護する家族の方の苦労は半端ないと思うから。

3~4日前に入所された方が晩酌をたしなまれるので夕食の時1杯出してほしいと家族からの要望で初日の夕食の時間にみんなのいる食堂では出せないので食後にと思っていると「酒はーもってこい」と怒鳴り始められた。早々に居室にお連れし夕食の総菜とお酒を届けた。ところが酒に酔った勢いで「誰もいないじゃ無いか、どこに行った」

「子供たちはどこにいる」と叫ばれ廊下に出てきて横になられる。

ほかの方の就寝介助をほぼほぼ済ませ夜勤者と2人でベッドにお連れした。

横になられてからも怒鳴り声は聞こえていたがそのうち眠られたようで静かになった。

夜勤者が「夜の支度を手伝っているとき私も忙しいからと言ったら”ごめん”って言ったよ」と教えてくれた。

次の日から夕食は居室で晩酌をしながら食べて頂くことになった。

夕方になると「誰もいないだか」「俺は死ねばいいだな」とか居室で大声で言われる。

今日も夕食を届け晩酌も添えたのに「晩御飯は」と廊下に出てこられた。夜勤者が

「机の上に置き声かけたのに気が付かなかったんだ」と再度声掛けに訪室した。

酔った勢いで大声を出されるがそっとしとく(ほっとく)とそのうち眠ってしまうのでかわいい。

もう一人トイレに行かないで便失禁をされる方がいる今日も昼過ぎにコールが有り訪室すると便の付いたリハパンがベッドの上に脱ぎ捨てられて(気持ちが悪いので脱がれたようだ)自分は下半身裸で車椅子に座られていた。

スタッフ2人と掃除の方でシーツを変えたり汚れ物を洗濯に回し身体を拭いて新しい服を着せたりと分担して出来たので時間を掛けることなく処理できたが・・・

家族の方が介護をとなると、仕事にも出られない、自分が病院に行くこともままならないのではと。

 

住み慣れた場所でその人らしい日々なんて、到底無理な話です。